going my way

先日帰省した際、ふと室内に干された洗濯物に目がいった。

そうすると、あることに気が付いた。

そうだ、お母さんの洗濯物の干し方って、厚手のものとか乾きにくそうなものを中心に一度裏返しにしてから干していたんだ!

私も嫁ぎ先でこの干し方を実践していたんだけど、この干し方は乾いてたたむ時にまた表に返すことになる。

私はこの手間があっても中まで早く完全に乾くほうがいいから、ずっとこの方法で干してきた。

ある時、義母と主人の妹がこの干し方について、表に返すのが面倒だから裏返さなくていいんじゃない?っていう提案を出した。

それ以来、ずっと裏返しに出された洗濯物は表に直して、すべて表を向いた状態して干していた。実家にかえってあえて裏返しにして干している洗濯物がとても懐かしく思えた。

洗濯物って、たたむ時もその人のこだわりが出る。

やっぱり、譲れないものもある。

母は大家族で育ち、洗濯物をいかに早く乾かすか、はけていくかっていうことにフォーカスしてきたからだろう。

自分がいいって思ってやっていることを人にとやかく言われるのは、あまりいい気分がしないし誰だっていやなことだろう。

私は、失敗すればそこで修正すればいいって思っているので、自分で納得することがしたい。

それは、洗濯物だけのことじゃない。

若いってことだけで、周りの人から心配されるのだと思う。

周囲の影響ってかなりあるなとあらためて感じた。

四字熟語のコーナー

【一髪千鈞】いっぱつせんきん … 非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。一本の髪の毛で千鈞もの重さの物を引く意。「鈞」は昔の重量の単位で三十斤を一鈞とし、周代では約七・七キログラム。

補説 … 「一髪、千鈞を引く」の略。また「千鈞一髪」ともいう。

漢検四字熟語辞典【第一版】より