食牛の事件

食牛の事件

2001年の9月10日にBSEの疑いのある牛が日本で発見されたと農林水産省が発表し、食用牛の全頭検査が導入されるなどの対応がなされた。

日本でのBSE感染牛の発生は、最初に2001年9月21日に確認され、2004年の9月13日までの間にも確認されている。

これを受けて日本政府が2001年10月からBSE対策事業の一環として、全頭検査前の国産牛肉買い取り事業を行なった際、これを悪用した食肉関連企業による牛肉産地偽装事件が相次いで発覚し、国民の信頼に大きな打撃を与え、これが社会問題となった。

私たち消費者が賢くなって食材を確保しないといけないそんな時代がやってきたのかも知れない。スーパーに行けば、食材の加工場であったり産地などを確認するようになったり…。それでも偽装されているものは関係者でない限りわからない。

当時30歳であった私は、6人分の食事を作っていたこともあって、何を信じたらいいのやら…と、嘆いていた。この一連の事件はショッキングだった。

四字熟語のコーナー

【遏悪揚善】あつあくようぜん … 悪事を禁じて、善行をすすめること。「遏」はとどめる・禁ずる意。「揚」はすすめる・さかんにすること。

漢検四字熟語辞典【第一版】より