会いたい先生

2020年2月10日

私には今会いたいと思う先生が2人いる。

一人は、中学に入りすぐにやめてしまいましたが、そろばん塾の先生。

この先生は、私のしもやけの手当をしてくださったことがあり、そのことを以前このブログに書きましたが、単純にそのことだけではありません。

級が上がり新しいことを習うとき、課題などが出来上がった時などに先生のいる奥の席まで並んで順番を待ちますが、他の生徒さんを教えておられる時、どんな内容だったかは忘れたけれど、ダメだしするようなことをその生徒さんに言っていて、それを一番前の席で聞いていた子が笑っていた。

先生は今度、その笑っていた子に、「人のことを、笑うものじゃない」といった内容のことを言って注意されていた。

この時、ダメ出しされた子が恥をかくようなことがないよう配慮されていて、見ていて清々しい気持ちにさせられました。

この一件があってから、他人のことを笑ったりしないような、そんな人間になっていきたいと考えるようになりました。

もう一人は、中学2年の時の担任の先生。

学級委員決めもなかなか決まらない中、ある生徒さんがクラスの子から委員を薦められていて、「えー‼あれはしんどいからやりたくない。」と言ったら、先生は、「そうか、しんどいっていうくらい一生懸命にやってくれる君にお願いしたい。」という感じで、無事決まったことだ。

ものには、いろんな見方ができるんだと学んだのでした。

四字熟語のコーナー

【一労永逸】一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安泰が得られること。

故事 … 後漢の時代、竇憲(とうけん)が敵をやぶり、燕然山に登って自分の功をたたえる銘を班固(はんこ)に作らせた。その中で班固が「このたびの遠征は、一度苦労して長い安逸を得、しばらく費やして、長く安らかにいられるものである」といった故事から。

漢検四字熟語辞典【第一版】より