エステの思い出

今日、百貨店に用事があって行って来た。

その百貨店は、2003年頃、ずっとあった頬のシミを取ってもらおうと通っていたビルに隣接しているので、今日懐かしくそのエステの広告を見ながら近くを通った。

当時、そのエステ店では、シミがポロッと取れるのを謳い文句にしていたので、真剣に悩んでいた私は、体験コースで行ってみることにしたのだった。

顔の端っこのほうから5カ所くらいだったと思う。細いペンのようなものをシミに当て、取れたシミをその場で見せてもらえるというものだった。

実際に取れているのを確認できたので、それはそれでよかった。

しかし、目立つ箇所だけでもと何回か行くと、今度はコース変更を奨められ、ザックリと先払いをして、当時説明は受けても、あまり納得がいく内容でなかった為に、行くのをやめた。

美容に関するものは、イタチごっこだということはわかっているから、きっぱりとやめることが出来た。しかも、当時は専業主婦だったこともあって、それを理由に、断っている。

マニュアルでは、顔の目立たない位置のシミから、取っていくという風になっているらしく、どうしても取ってほしいシミが取れるころには、どれだけお金がかかっただろうか、想像するだけで恐ろしい。

それでも、エステの蒸しタオルとか、泡の洗顔、エステティシャンのマッサージを受けた後は本当に顔がスッキリとして気持ちがよかった。気になっていたシミ。一度、エステを経験してみよう。それなら後悔もしないだろう、そう思った。

結果はというと、別に顔が変わるわけではないから、綺麗にも限界ってものがあるし、費用はかさむから、まだまだたくさんのシミが残ったまま。とても懐かしい思い出だ。