駅での一幕だったらしい。
これは、夫が飲酒機会があり、帰りに電車で帰宅する際の出来事。
同じ場所に立ち、あるものをジッと見ていた。
でも、それは女性?いいえ、人を見ていたのではなかったのです。
では何を見ていたのかというと、もちろん家に帰るにはあまりに遠い道のり。
電車に乗るんだからもちろん、発車時刻を知っておきたい。
そう、夫はジッと駅構内の掲示板を見てどの電車に乗ろうか考えていたらしい。
それも、かけてた眼鏡を外したりして…。
すると、全く知らないある男性がよってきたというではありませんか。
夫;(は!? 何やよってきたけど、知り合いじゃないし)
男性;「メンチ切んなや!!!」
“メンチ切る”とは、”がんをとばす”=この行為は、自分に自信のない人間が、少しでも有利に闘おうと、心理的な不安や恐怖を相手に植え付ける先制攻撃なのだとか。(普通に暮らしていれば、使う場面なし。)
夫;(おー焦るやん)「いいや、発車時刻見てただけやで。」
男性:「そうでしたか、すみません。」バツが悪そうに、彼女の元へ…。
そういえば、今日車庫入れ中に斜め前方から来る車あり。「車からジッと見てくるおじさん、一体何や。」と思った直後、それは夫の乗った車と瞬時にわかり、少し笑えた。
夫は眼力、結構あったんやと今さらながら、小さな目の私が再確認したのでした。
【一気呵成】いっきかせい … ひといきに文章を書き上げること。また、ものごとを中断することなくひといきに仕上げてしまうこと。「呵」はハッと息を吹きかける擬音語。
漢検四字熟語辞典【第一版】より