おととい、スーパーマーケットで「トイレットペーパーはいつ入荷されますか?」と、突然レジ前で訊かれた。
普段から一度にたくさん購入される方がいても咎めることなど一切せず、異変にも気が付かなかった。それは、お得に買い物ができる日の見慣れた光景だったからだ。
この日の午前中の世間の購買活動のことなど全く知らなかった私は、すぐさま在庫と入荷予定を確認させていただく旨を伝えた。
政府からも、これはデマであり在庫切れではないのでまとめ買いは控えましょうという内容のお触れが出ていたそうで、おとといは、深夜に入荷されることになっていた。
夜遅くに来られたお客さんは、ラッキーとばかりに早速買い求めていった。
ここ4日間連続して店で働いていたが、私が気になったのは女性用のナプキンを一度にたくさん購入される方がやたらと目立ったことだ。トイレットペーパーのまとめ買いとは違い、こちらはさすがに異常だなと感じた。
”トイレットペーパー不足”というのを、ネットで誰かがつぶやいたことが、一気に拡散したしただけのようだけど、マスクが大量生産されることによって、何か紙製品への影響もあると感じたのだろうか?
ここのところのコロナウイルスの影響で
マスクが足りない→人混みを避けるため外出(買い物も含めて)を控える→家にこもったとしても消耗品のティッシュペーパーやトイレットペーパーはどうしても生活に必要→これはしばらく買い物には行けないかも…ということで買い込む人が増えた→店からトイレットペーパーが消えた
このように私としては解釈した。
デマはいつの世もあるんだなぁと思うけれど、現代はそのスピードが違いますね。
【一挙両失】いっきょりょうしつ … 一つのことをするだけで同時に他の一つのことも失うこと。「一挙」は一つの動作・行動。
漢検四字熟語辞典【第一版】より