誰にでも尊敬する人っていると思います。
そこでその尊敬する人について、少し触れてみようと思います。
私の場合何人かいるのですけど、人生の師匠としてはこの人しかいません。
そう、やっぱり母!!。
出産予定日の一週間後に帝王切開で生まれた双子(男女で二卵性)の私と歳の近い兄たちを、自分の時間を犠牲にして一生懸命に育ててくださいました。
“子は親を選べない”というけれど、受け入れてくれる親のもとへ上手くたどり着き、ここに生まれるべくして生まれてきたようにも思える。
やさしさ、強さ、明るさ、真面目さ、勤勉さ、繊細で器用なところ、それらを身近で見てきて真似の出来そうなところはかなり頑張って真似してきたつもりでいるけれど、未だに母のようにはなりきれていないのだろう。
そんな母に乳がんが見つかり、もう5年近くなる。こんなに頑張ってきた母をいったいどこまで頑張らせようというのだろうか。
私も病気と闘ってきてはいるが、母をがんと闘わせるだなんてひどい仕打ちだと思う。母を“苦労した人”だけで終わらせたくはない。これからもずっとそう思い続けて生きていくことだろう。
【一意攻苦】いちいこうく … ひとすじに考え込むこと。「一意」はいちずに、専心にの意。「攻苦」は苦難と戦う意。
漢検四字熟語辞典【第一版】より