またか~っ!買ってまだ半年ほどの腕時計の様子がどうもおかしい。
針が動いていないので、電池切れか…と思いしばらく放置しておくことにした。電池交換してもらいに行くのも面倒なんだよなぁ~なんて思って。
別の時計になるが、これまでお気に入りの時計のリューズ部分が何かに当たって止まったり、完全にリューズが外れて、修理してもらう事もあった。
元の時計が5万円以下の国産品でそれほど高級でないものだったので、新しいものを買ったほうがよいのかもと思ったが、お気に入りだったため修理を依頼した。購入価格の三分の一くらいの費用がかかったように記憶している。
今回止まった理由はリューズの故障ではなかった。
この腕時計は、仕事中に活躍している。いちいちスマホを取り出して時間を確認するわけにいかないので、とうとう、電池交換に行くことにした。
どうせ、行くなら買った店で電池交換するのがいいだろうと、その店に赴いた。
店員さんが係を呼びに行き、別の店員さんがやってきた。そして、私の時計を見るなり数秒で、こう言い放った。
「あ~これは、ソーラー電池になっているので、交換は不要ですね。日が差す明るい場所に置いておくと、すぐに動きますよ。」…と。
そういえば、デザイン重視の私は、機能のことなど何も気にせずに、身につけていたのだ。
そういえば、電池交換の煩わしさが嫌で以前にもソーラータイプのものを買ったりしていたんだった。
そういう頭があれば、わざわざ店に行く前に、部屋の明るいところに置いてみて様子をみることもできたのに…。
電池交換しなくて済んだうれしさと、せっかくの休みの日を無駄にしてしまったのとで、何だか複雑な思いで店をあとにした。
そりゃ、夕方からの仕事が終わったあとすぐに時計を外し、それをすぐに鞄の中にしまう。それをまた使う…の繰り返しで半年ずっと使っていたんだから、無理もない話だ。
【一目瞭然】いちもくりょうぜん … ちょっと見ただけではっきりとわかること。「瞭然」ははっきりしているさま。
漢検四字熟語辞典【第一版】より