昨日もまた、2つの内科にかかった。
膠原病内科の方は、年に一回測ってもらっている骨密度検査を受けた。
正直、30年以上通い続けていても、レントゲン室に入るのだけは苦手なのだ。
しかし、その日いたレントゲンの先生は、何だろう?今までに出会った技師とは異なり、すべての行動において好感が持てた。
声のトーンから、案内するテンポ、説明、何から何まで爽やかで明確だ。
撮影する目的を的確に説明するのはもちろんのこと、オーダーを出している主治医はこのように撮るのは好まない、このように撮ると喜ばれるということも全て頭にたたき込まれているようで、それを伝えてくださった上で、手の撮影を行なった。手が触れてもけっして不快にはならなかった。
本来、手の撮影の前に指輪を外すはずであったが、ちょうどイボ治療後のカサブタが盛り上がってしまっていて、思うように抜けなかった。
自分では、頑張れば抜けるんじゃないかと思っていたが、そうはいかなかった。
この時も、主治医の先生が何もないきれいな画像を望んでいることを私に伝えた上で、石けんを使って取ってみましょうか?と促すと、流しの所に指輪が落ちたりしないように、ペーパータオルを敷いてくださったり、手洗い後、ハンカチを取り出そうとしていると、ペーパータオルのある位置をさりげなく教えてくださったり、本当に細かいところまで、気を配ってくださり、恐縮した。
これまでのあの感覚は、何なんだろう?
こちら側が緊張するから、レントゲン技師も困惑し、変な空気が生まれるのだろうか?
今回は家でインナーを工夫して、着替え時間を短縮出来るようにしてきたからか、準備に時間がかからなかった自分も合格だったと思えて、気分がよかったことも一つある。
いや、多分それだけじゃないと思う。
人と人とは相性というものがあり、合う合わないがどうしても出てくると思うけど、こんな感じのいいレントゲン技師さんが一人でも多く病院にいてくれたらいいのになと思った。
【雲雨巫山】うんうふざん … 男女の情交をいう。「巫山」は一説に中国、湖北省の山の名。ここに神女が住んでいたとされる。
補説 … 「巫山雲雨」ともいう。
故事 … 戦国時代、楚の懐王が高唐に遊び昼寝をしていたとき、その夢の中で巫山の神女と情を交わし、別れるとき神女が「朝には雲となり夕には雨となってここに参りましょう」といった故事から。
漢検四字熟語辞典【第一版】より