栗の甘露煮を作った。
くちなしの実は袋の中に5個入っているうちの最後の一個だった。
なくなると不安になるので、また一袋買いに行った。
毎年、小さめの栗ではあるが裏庭の栗の木が実をつけてくれる。
今年甘露煮に使った栗は、夫が全て皮を剥いたものだ。
何でも自分でしないと気が済まない性分だけど、ありがたくこれらの栗を使うことにした。
レシピ文の3番目、2のくちなしの実1個、みょうばん小さじ1とたっぷりの水でゆでて、色鮮やかにし、水に取る…と書いてある。
このゆで具合が一番重要かつ分かりにくい気がする。
今回は一個だけ取って、包丁で少し切り、味見をしてみた。
ちょっと固めだったけど、くちなしの実の色もきれいについたようだったので、ここで茹でるのをやめ、大きめのボールで水に取った。
レシピ文4番目にある3をよく洗って水気を切り、鍋に入れて砂糖300gとかぶるくらいの水を加え、強火にかける…としているけれど、IHの調節2の弱火で45分間煮て作った。
小さめの栗(可食部623g)だしまぁこれでも完成ということにした。
味は、まあまあの出来になりました。
〈材料〉
栗… 1㎏
砂糖… 300g
くちなしの実… 1個
みょうばん… 小さじ1
〈作り方〉
1.栗1㎏は、たっぷりのぬるま湯につけて30分くらいおき、鬼皮をふやかす。
2. よく切れる包丁で1の栗を渋皮ごとむく。底の部分からむくと形よくむける。
3.2をくちなしの実1個、みょうばん小さじ1とたっぷりの水でゆでて、色鮮やかにし、水に取る。
4.3をよく洗って水気を切り、鍋に入れて砂糖300gとかぶるくらいの水を加え、強火にかける。
5.煮立ったら火を弱め、灰汁をていねいにすくいながら、しばらくそのまま煮る。
6.煮汁が煮詰まってきたら、紙蓋をして弱火で1時間ほど煮て、そのまま冷ます。
【甕牖縄枢】おうゆうじょうすう … 貧しく粗末な家の形容。かめの口のように小さな丸窓と縄を枢(戸の開閉をする軸の所)の代わりにした家の意。「甕」はかめ、「牖」は窓。「甕牖」は一説に割れたかめの口を壁につけた窓の意。
注意 … 「縄枢」を「縄柩」と書き誤らない。
漢検四字熟語辞典【第一版】より