1947年の今日9月18日は、GHQが学校給食用に脱脂粉乳の放出を指令した日なのだそう。
脱脂粉乳といえばやはり、料理やパン作りの時にほんの少しだけ材料として使うもののイメージが強い。スキムミルクとして、売られているそれだ。
私の子どもたちが通っていた小学校の校長先生は、学校給食を語る時、良いイメージではなかった自身の子どもの頃の給食に出ていた脱脂粉乳だけはやはり外せないようだった。
ちょうど私の母と同じ、団塊の世代とよばれる人たちの給食がド・ストライクのよう。1950年半ばからこの脱脂粉乳から牛乳に切り替わり始めている。おいしさは全く比べものにならないでしょうし、とても気の毒だなと思う。
そして、その当時の脱脂粉乳には独特のにおいがあって、バターを作った残りの廃棄物として粗雑に扱われていたものだったともいわれている。しかし、それにはユニセフから1949年から1964年にかけて脱脂粉乳などの食糧援助をうけたという経緯がある。
味はイマイチでありながら栄養価は高く、戦後の日本の食を支えたもののようですね。団塊ジュニア世代は牛乳の給食だった。本当にありがたいことだ。
【阿世曲学】あせいきょくがく→【曲学阿世】… 学問の真理をまげて、世間や時勢に迎合すること。また、そうした人。「曲学」は真理をまげた学問、「阿世」は世におもねる意。
漢検四字熟語辞典【第一版】より