子どもたちが小学生の頃、美味しいと言っていた学校給食の献立ポークビーンズ。
自分の子どもの頃の給食は、ポークビーンズの献立はなかったように思う。
それでも、子どもがしょっちゅう持って帰ってきていたパンの味はあまり変わらなかったのにはびっくりした。
子どもの通う学校の保護者からは、もう少し給食費を上げてもいいので、もっと美味しいパンを出してあげてほしいなどの意見も出ていた。
パンの固さや味だけはちょっと残念な感じであるが、未払い給食費の問題が大いに関係していたらしい。
さて、好き嫌いの多い我が子が美味しいと言っていたポークビーンズなのだが、一体どんな味をしているのか当時とても気になり、ついには市の教育委員会教育総務課に問い合わせることになった。
ダメでもともとで、レシピを教えてもらおうとしたのだ。
意外なことに、”子どもがとても美味しいと言っているのでレシピを知りたい”と伝えると、気をよくされたのか、快諾していただけた。
一人分であるこのレシピは、当時ファックスで送られてきた。
レシピを見ながら数回は作ったものの、いつの間にか作らなくなってしまった。
その後、これに酷似したメニューは作ってもそれほど喜んではくれなかった、残念。
”給食のおばちゃん”の腕はもちろんのこと、学校でクラスの子たちとワーワー、キャーキャー言いながら楽しく食べると、さらに美味しく感じたに違いない。
そのレシピがこちら⇩
ポークビーンズ(1人分)
材料
作り方
①ベーコン…小口切り、じゃがいも…大きめに切る、たまねぎ…大きめに切る、にんじん…いちょう切り…いんげんまめ…缶から出し水をかける、パセリ…きれいに洗い(最低3回)みじん切りにし、水にさらした後、水気を切る。
②《ブラウンルウを作る》鍋にバターを熱して溶かし、小麦粉をふり入れ、砂糖を加え、茶色になるまで20分くらい炒めて、分量のぬるま湯でのばす。
③鍋にベーコンをから炒りし、豚肉を炒め、塩・こしょう・ガーリック・赤ぶどう酒で下味をつける。ためねぎを入れ、よく炒め、にんじん、じゃがいもを炒め、分量の水とコンソメを入れ煮る。
④アクをとり、いんげんまめ・ローリエ・トマトピューレを加えて煮込む。
⑤材料が煮えると、ブラウンルウと残りの調味料を加え、味を調えパセリ・生クリームを加えて再沸騰させて仕上げる。
少し忘れていたのですが、このいんげんまめは缶入りであり、当時業務スーパーで買っていたとの子どもからの情報でした。
【雲合霧集】うんごうむしゅう … 雲や霧が集まりわくように、多くのものが一時に集まり来ること。
漢検四字熟語辞典【第一版】より