先日よく訪れるスーパーマーケットに買い物に行った。
その店では、以前にお買い物バッグの落とし物をしてしまったことがあり、2~3日後にふとそのお買い物バッグを買い物カートの持ち手に引っ掛けたまま取った記憶がなかったことに気が付いた。
そのお買い物バッグは、内側に保冷効果の施されているもの。ローソンの景品でお気に入りだ。
何だか、見つかるまで落ち着かない。
その日もそのスーパーに買い物に行く予定だったので、入店するなり足早にサービスカウンターに向かった。
早速係りの方にお願いし、調べてもらった。
待っている間も何だか落ち着かない。
5分くらい待っただろうか?
係の方が、以前訪れた日と届いている落とし物とを照合し、私のお気に入りバッグを手にして戻ってきた。
係の方が確認する前から、自分には“あの子”が返ってきた‼と確信し、興奮気味だった。
というわけで、無事手元に戻ってきた。
破損や汚れも目立たたなかったし、何よりきちんと届けてくださった方に感謝。感謝。
そして…その約2か月後…。
あれ以来、落とすまい!と心に誓い、カートのフックなどには一切かけなかった。
またこのスーパーで買い物中にしっかりと手に握られていたはずのこのお買い物バッグを、売り場のどこかに落としてきてしまった。
一通り買い物を終えて、いざレジへ…という時に十数秒経ってから気が付いた。
レジの方に断って、売り場の通ってきた道を一通りみてきたけど、見つからなかった。
再びレジの方にお願いして、サービスカウンターで預かっていないか確認してもらった。
係の方が、私のお買い物バッグを持って戻って来られた。
“あの子”が返ってきた‼
あの日の再現。
ここ数か月で同じことを繰り返してしまっている。
これで、いいのだろうか?
まったく、お騒がせな客とは自分ことなのだと、ただただ愕然としたのだった。
【一飯之恩】いっぱんのおん … 一回の食事をごちそうになった恩義。ほんの少しの恵み。また、ささやかな恩義であるがそれを忘れてはいけないという戒めの語。
漢検四字熟語辞典【第一版】より