とくに最近よく声をかけてくれるお客さんがいる。
勤務するスーパーでのこと。
その方は、保護した猫のお世話をされていて、とてもそのことに感銘を受けた。
買い物カゴの中身はその猫の餌がそこそこ占めているのだ。
保護した猫さんは、耳が不自然な格好で発見されたとのこと。人為的なものであるらしい。
昨日来店されたお客さんなのだが、その方にとてもよく似た方が来られた。
買い物カゴの中は、3点のみのお買い上げだった。
今日は猫ちゃんのごはんはないみたいねと思いながら3点の商品をササッとカゴに移し、精算機へ転送した。
もう一度精算機の方を見たけれど、違和感無しだった。
そうして、数時間が経過した頃、本人がやって来た。
買い物カゴにはやはり猫さんのご飯が入っている。
えーっ!やっぱりさっきの方は人違いだったのね~!
どおりで、会話もなかったわけだ。
商品が多かったら、猫さんの話をしていたかも!
コワイ、コワイ。
そんなこんなで、マスクに隠された顔を認識することの難しさを痛感したのでした。
【喙長三尺】かいちょうさんじゃく … しゃべることがきわめて達者なこと。「喙」はくちばしのこと。くちばしの長さが三尺もあるという意。「口八丁」と類義。
漢検四字熟語辞典【第一版】より