勤務しているスーパーは、セミセルフといってレジ係が商品を登録し、支払いのみをお客さんでしてもらう形態と、お客さんが商品登録から支払いまで一貫して行なうセルフレジがある。
レジに何やらブツブツ言いながら落ち着きの無い様子でやって来た年配女性は、セミセルフレジで支払いをする時に「ちょっとこれ、どうやったらいいの~。」と言ってきたので、一通りその説明をして支払いをしてもらったが、また何かブツブツと言ってから「ほんま、めんどくさいな~!!」と捨て台詞を言って帰って行った。
これらの作業を今までレジで行なっていた為に、待ち時間が増加していたのである。
多くのお客さんはセミセルフを歓迎してくれているのだが、やっぱり機械に弱い人にとっては迷惑な事なんだと思う。
ビール1本をレジに持って来られた年配男性は、私がバーコードに買い上げシールを断ってからOKだしていたというのに、精算機にご案内すると、「これ、バーコードにテープあるから出来へんねんけど。」と言ってこられた。
わざわざ有人レジまでやって来て105円でございますと言われ、画面にも支払金額105円が表示されているというのに、セルフレジと間違えたというのだろうか?
一応、向こう側がセルフレジですよ、ここはお支払いだけしていただくようになっているんですよといったことを説明した。
他には「クレジットカード支払いは前はここ(登録機)で出来てましたよね~!!」と、どこかのお店と勘違いされていてちょっとキレ気味に言われたり…。
まだまだ、このセルフレジ浸透までにはいろんなドラマが起こりそうだ。
【屋烏之愛】おくうのあい … 偏愛のたとえ。ある人を愛すること。その人の家の屋根にいる烏までも愛する。人を愛するとその人に関わるものすべてがいとおしくなることのたとえ。
注意 … 「烏」を「鳥」と書き誤らない。
漢検四字熟語辞典【第一版】より