今日は、朝からパンを焼くことにした。
冷蔵庫にずっとしまってあった、リスドールというフランスパン専用粉を使い切る目的で、スイートブールという大きなパンを立て続けに3回焼く計画だ。
ところが、1回目に焼いたパンがレシピ通りに作ったというのに、中が生焼けに仕上がってしまった。
このパンは、今までににも何回か作っているから、今さら失敗もないだろうと失敗の理由を考えた。
それでも、心あたりはない。
そうこう考えているうちに2回目を焼くことにした。
オーブンを180℃に温め、18分焼く。
その前に、パン生地に粉砂糖をふり、十字に切り込みを入れる。
わかった!
この十字の切り込みの入れ方が浅かったのだ!!
普通に考えれば、厚いより薄い方が火の通りはよいはずだ。
この十字切り込みは、見た目だけの問題でない、理にかなったものだった。
小さなパンに切り込みを入れる時は、あまりパックリ切り込みを入れるのも変だから、控えめにしていた。
久しぶりに焼くパンだということと、大きなパンで火が通りにくいということ、それ以外にこのパンを焼くときにこれまで失敗をしたことがなかったので、最初は何故このようになったのかわからなかった。
成功させることばかり考えていると、基本的なことさえわからなくなってしまいそうだった。
結局、3回焼くうちの2回でやめたけれど、あと一回分この粉で同じパンを焼くときのヒントとなってよかった。
【有頂天外】うちょうてんがい … このうえもなく大喜びすること。「有頂天」は、形ある世界の最も上に位置する高い所。その「有頂天」よりさらに高く出るの意。
補説 … 語構成は「有頂天」+「外」
漢検四字熟語辞典【第一版】より