以前、漢字テストや漢検のことについての思いを綴った。漢字の書き取り問題は、カタカナで出題されるため、頭の中でカタカナを漢字に変換する作業中に多少パニックが起こる。
問題文のカタカナを見れば見るほど、頭の中が真っ白になっていきそうになる。
前後の文脈から漢字を充てていくわけだが、問題慣れや文章の理解力も問われるのだろう。
昭和初期以前の日本では、漢字とカタカナが混ざった文章も多くみられた。あまりにもカタカナが羅列されていると即座に何が書かれているのか判断しにくい。その点、漢字は漢字一字見ただけで意味が含まれている事も多く、理解しやすいと言える。
道路標識でも一時停止を促す「トマレ」を「止まれ」に変えるだけで、瞬時に判断しやすくなったのも頷ける。
海外の小説を日本語に訳した作品で、固有名詞など殆どカタカナ表記される。この場合も、知っている単語(特に名詞)のカタカナ表記だとスッと頭に入ってくるけれど、聞き慣れない単語はちょっと混乱してしまう。
昔読んだ「Yの悲劇」という本は、途中前のページに戻ったりして何度繰り返し読んだことだろう。それでも登場人物すら頭の中で整理仕切れなかった。
そういえば高校の時、苦手を克服しようと世界史をとったけれど、残念ながら克服できなかったなぁ。
【一期一会】いちごいちえ … 生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。一生に一度のことと考えてそのことに専心する意。もと茶道の心得をあらわした語で、どの茶会でも生涯にただ一度だと考えて常にまことをつくすべきことをいう。「一期」は仏教の語では人が生まれてから死ぬまでの間の意。
漢検四字熟語辞典【第一版】より