1988年10月3日、アニメ『それいけ!アンパンマン』の放送が開始されたのを記念し、フレーベル館、トムス・エンターテインメント、日本テレビが2016年に制定している。
アンパンマンは、日本では子どもたちに絶大なる人気を博する国民的キャラクターの一つであり、絵本とともに『それいけ!アンパンマン』のタイトルでテレビアニメーション、映画化、漫画化していて、ゲームも多くある。登場キャラクターが非常に多いのも特徴の1つである。
私は小学生の時に、学級文庫の中にあった『月刊いちご絵本』誌に掲載されていた漫画が初めての出会いであった。当時は、クラスのみんな順番に空いたものを読んでいたくらい人気で、おそらく知らない者はなかっただろうと思っている。
その後、家でとっていた読売新聞の日曜版に1990年1月1日付~1994年5月29日付に連載されていたものを時たま、見ていた覚えがある。この時のタイトルは『とべ!アンパンマン』だった。
作者のやなせたかしさんは、戦中・戦後を経験されていて、当時は食糧事情が深刻であったので、「人生で一番つらいことは食べられないこと」という考えをもっていた。50代で「アンパンマン」が大ヒットする以前のやなせさんは、空腹を抱えながら「食べ物が向こうからやってきたらいいのに」と思っていたこともあり、「困っている人に食べるものを届ける、立場や国が変わっても決して逆転しない正義のヒーロー」というのが着想に繫がった。
スーパーでも、アンパンパンがいかに子どもたちに人気があるのかがよく分かる。まだ、言葉を話せない小さなお子さんも、やっぱりアンパンマンのキャラクター商品にはものすごく反応している。それにお買い上げテープを貼ったものを満足げに、それまで泣いていたのも嘘のように泣き止んでおとなしくなるのだ。
それを見ては、キュンっときてるおばさんです。
【安閑恬静】あんかんてんせい … 安らかでゆったりとして静かなこと。悟りの境地を得たように無欲で心騒ぐことなくゆったりと静かなさま。「安閑」「恬静」ともに、安らかで静かなさま。
注意… 「恬静」を「括静」「恬清」などと書き誤らない。
漢検四字熟語辞典【第一版】より