以前に『常在菌、また悪さする』で綴っている、足指(第三趾、第四趾)の化膿は、季節柄か少し休止状態にある。傷口は塞がり、表面上は化膿しているようには見えない。けれど、依然として指が肥大化しているように思う。
どこかおさまったかと思えば、今度は反対側の脚に不調が…。
左脚下腿部分に赤みがあってしばらく大学病院の皮膚科にかかり、薬も飲んでいたのだけど、夏(8月)に2度、38℃台の高熱が出た時には少しあせった。
それでもこのご時世でこの高熱ではあったけど、脚からくる熱なのは明らかだった。
発熱時は、たまたま皮膚科診察日で、脚は赤みを帯びて腫れ上がりもう限界を迎えていた。急遽、切開排膿手術を受けた。…といっても、切開部分は1㎝くらい。
この時に出た膿は、培養検査に出していただいた。
検査結果を2週間後に聞きに行ったら、なんと2種類の菌がいた。
わからないことは、放っておきたくないので一体どのような菌がいたのか気になっていた私は医師に訊ねてみた。
医師の口からは日本語が出てこなかったので、これは覚えて帰れないわと思った私は、「メモをとりますので待っていただけますか?」と、言った。
すると、医師は日本語に言い直してくださった。聞き覚えのある2種類の菌。
一つは、何度か検出されたことのある緑膿菌と、もう一つは黄色ブドウ球菌だった。空気に触れずともその増殖が活発になっていたとは、驚きだった。
その後家でガーゼ交換をすることになってからも、患部からは膿の袋が出て来たり、少し固い異物が出て来たりした。
それらは、カルシウムなどではなく皮膚片、それも出生前から存在したというものである可能性があるらしい。
結局、開けては塞がりを繰り返すので、二度切開排膿術を受けた。
今は切開した部分は塞がっているけど、どうやらまだ菌が潜んでいるようで、固い部分とブヨブヨとした嫌な感じがまだある。治癒には、まだまだ時間がかかりそうだ。
【一寸丹心】いっすんたんしん … うそいつわりのないまごころ。自分のまごころを謙遜していう語。「一寸」はわずかの意で、自分のことをいう謙譲語。「丹心」は「赤心」と同じく、まごころ・誠意をいう。
漢検四字熟語辞典【第一版】より