今通っている病院に初めてかかった平成2年(1990年)4月から、平成30年(2018年)12月までの間ずっと腎臓内科の同じ医師に診てもらっていた。
それが、平成31年からは、膠原病内科と腎臓内科の2科を受診するようになったわけだけど、この時既往歴を医師にたずねられて、愕然とした。
病歴の数々を時系列に並べることが煩わしく、あえて結婚後も病院を変えることをしなかった。
紙のカルテから、電子カルテに変わるのも見てきたわけだが、なんとこの電子カルテには、電子カルテに変わる以前の過去のデータがないのだという。紙のカルテは、他府県の倉庫に眠っているらしかった。
私は、同じ病気で継続してこの病院にかかっていたので、てっきりデータは全部あるものだと信じていたのに…である。
しかし、全身性エリテマトーデスにかかってからというもの、病歴をリストアップすることが何より面倒になってしまう。
その都度、忘れたいと思ってきた証拠なのかも知れない。
【一文不通】いちもんふつう … ひとつの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。「一文」はひとつの文字。
漢検四字熟語辞典【第一版】より