先月(2020年11月)購入したプレミアム付商品券を使うため、普段はあまり行かないスーパーマーケットに行くことになった。
そこで、極力中途半端が出ないようにスマホの電卓機能を使い、慎重に税込み価格での計算をしながら買い物を進めていった。
夫と一緒に出かけたので、どこから何(商品)を持ってくるかもわからないし、その都度価格を確認。これが、結構大変な作業だった。
そんなこんなで、カゴの中もそこそこな量になり、買う予定にしていたお米もカートに乗せ終わりレジへと向かった。
そして、事件は起きた!!
慎重に電卓をたたいたというのに、合計金額に差異があった。
いや、これは何か一つでも本体価格、税込み価格の見落としがあれば出そうな誤差だ。想定の範囲内だ。
私はそう思ったが、夫からはしっかりとお咎めがあった。(お咎めその①)
まぁ、これくらいのことなら決して事件とはいえない。
1万800円程だったので商品券の1,000円券を10枚と残りは現金という組み合わせで支払うこととなるのですが…。
そう、いざ会計となり商品券を取り出して、店員さんに綴りごと手渡すと、その店員さんは10枚数え終わったところで手を止めた。「残りを現金で頂戴いたします。」といい、私は財布から小銭を探すも見当たらなかったので、しょうがなく5,000円札を用意した。
店員さんが手を止めた時には、しっかりと綴りに一枚残った状態なのは見届けていたのだ。
支払いを終えて車に乗り込んだ。
帰りの運転中、家に近くなるにつれ何だかモヤモヤ(商品券の綴りは返してもらったかしら…)と、心配になりだした。
帰宅し、車を車庫に入れ終わると同時に商品券の綴りを確認した。
無意識に受け取っていたんだ…と、思ったのもつかの間、1,000円券が一枚足りない!!
この店に行く前1,000円券一枚使用したので、一枚は残っているはず。しかし、その1,000円券は切り取られ、飲食専用の券が残っているのみだった。
ここで、またまた夫からのお咎めがあった。(お咎めその②)
もう、ダメだ!!完全に終わった!!と思いながらも店に電話を入れ、留守電にも伝言を入れしながら、店に戻って説明した。
そうしたら、店員さんはこちらが何枚出したと言う前から、10枚きっちりありましたよ!と、言った。
それに、レジ周りに商品券が置きっぱなしになっているのも明らかに不自然だった。
その店員さんからは全く確認してもらえる様子もなかったので、必死になって説明した。綴りを何セット持っているかなど店員さんには知ったことではないので無駄だろうけど、別の店でその日買ったレシートを見せて一枚だけ使ったアピールをした。
通し番号になっているので見てもらったらわかると思いますと言って、どうにか確認してもらえることになった。
一度家に帰って引き返してからの時間は、およそ20分くらいだったと思うけど、レジ周りにあった券種の同じ謎の商品券2枚以外はバックヤードに移動していた。
バックヤードでは、どのように確認作業が行なわれたのか、または、確認作業をしたふりをしていたかはわからないが、やっと認めてくれた。10枚のはずが11枚ちぎられ、一応謝ってはもらえた。
結局、係の印鑑や日付まで入っていたので、このお店でのみ使える券になった。
あのまま、泣き寝入りするわけにはいかなかった。プレミアム付きではなくなってしまうのは、全く買った意味がなくなるからだ。
私もスーパーで働いているので、レジ業務の大変さは分かっているからこの店員さんの気持ちもわかるけど、初期の対応には全く同情の余地もなかった。
この日は結構な額のお買い物をしたので、その後またあまり行かないこのお店に足を運ぶことになり、会計時に例の券を取り出しあの日とは別の店員さんに説明をして渡した。淡々とその券を受け取り、謝罪はなかった。おまけに、前回のレシートも私が言わないと、危うく返却してもらえないところだった。
何か違うなぁと納得しないまま、家に帰った。
消費者にとってありがたいこの商品券も、まあ店員泣かせであることには間違いない。
今回は支払い時に財布からお金を取り出すのに気をとられていたので、その場で綴りを確認しなかったことが悪い結果を招いた。
それにしても、帰宅途中にモヤモヤしていなければ、その商品券に気が付くこともなかっただろう。
たかが1,000円、されど1,000円。
【一短一長】⇨ 一長一短(いっちょういったん) … 長所もあり短所もあり、完全でないこと。人や物事についていう。
漢検四字熟語辞典【第一版】より