今月頭に、腎臓内科での超音波検査を受けた。前回の診察の終わりに、思い出したように医師からサラッと伝えられたこの検査。
検査当日は、一体どの部分にどのような陰影があるのだろうかと正直疑問に思いながら臨んだ。
この検査を受ける準備として、検査時間の7時間前から絶食の指示があったので、家族にも絶食をアピールしておいた。私が無意識(!?)に何かを食べてしまうのを防ぐ為だ。
そういった努力をしていたのにもかかわらず、検査当日の通院時に車を運転中、何気なく車内に常備しているガムに手を伸ばしてしまった。
腹部の超音波検査を受けるにあたっての注意事項には、◯時以降絶食、水とお茶のみOKだった。
私はこれを固形物がいけないのだろうと勝手に解釈してしまっていた。
一応、しばらくしてから“ハッ”と気が付いた。
口の中に食べ物を入れてしまっていたことに…。
検査前に受付でこの旨を伝えると、受付の方は少し戸惑われていた。その後、検査技師さんがやってきて、「今日はどの部分の検査をなさいますか?」と、訊ねられた。正直、画像を見たわけでもなかったし、一体どの部分だったのやら?
検査にまみれた私の電子カルテに、技師さんでは判らず、外来診察中であった主治医まで問い合わせていただいた。
そう、他でもない腎臓の検査なのであった。
改めて30年間、膠原病の最初の症状が出た腎臓内科に未だにかかっているのだなぁと感じる。
この検査技師さんによると、当然ガムには糖分が含まれており、これがもとで胃が活発に動いたりすることもあるので、人によってはクリアな検査画像撮影に影響が出ることもあるという意味合いらしかった。
結局、今回は腎臓がメインだったので、何とか検査が受けられた。せっかく、この為に病院に来ているのだから(まあ、皮膚科受診もあったけど)検査を受けることが出来てほっとした。
これまでの超音波検査中で一番時間が長く思えた。こんな日に仕事が入っていなくて本当によかった。確実に憂鬱になっていただろうから。
先日の腎臓内科受診日には、一番にこの検査結果を伝えてもらえると思っていたら、とうとう伝えられずにいた。
最後に先生にたずねてみると、癌などでもなく心配するものではないということだった。正直、そうだろうよっ!!と、思ってた。
検査ばかりでうんざりの日々だったけど、病気なんかには負けない!!
【一世一代】いっせいちだい … 一生のうちでただ一度。一生のうちで二度とないような重大なこと。もと役者などが引退を前にして最後に得意の芸を演ずることをいう。「一世」も「一代」も一生の意。
補説 … 「一世」は「いっせい」とも読む。
漢検四字熟語辞典【第一版】より