少し秋の気配を感じ始めてきたので、今日は夕飯にお鍋をした。手軽に出来るので本当に助かるメニューだ。最近鍋つゆの素を使うことが増えた。
今日はミツカンの焼あごだし鍋つゆで、材料も鶏肉、白菜、長ネギ、豆腐、人参、しめじ茸だけ。ウチでは家族にきのこ類が苦手な者がいるので、しめじはいれずに、そこにつみれとマロニーを入れていただいた。
私はこれまで当然のごとく木綿豆腐を食べてきたので、本当は今日も木綿豆腐を入れたかったのだけど、家族がどうも絹ごし豆腐を食べたいようなので、がまんして絹ごし豆腐を2丁分入れた。
何かにつけ、いろいろな方向を向いている家族だ。ずっと辛いものを我慢していたために、実家に帰った折には麻婆豆腐をリクエストした、そんなことも昔はあった。
最近は、少しだけど周りを巻き込み、自分の好きな献立を作ることも出来るようになった。家族だけでもこんなにいろいろに嗜好が分かれているのだから、世の人々の価値観も違っていて当然なはずだ。
そんなわけで、今日も家族で無難とされる献立で夕飯をいただいたのでした。
【鴉雀無声】あじゃくむせい … ひっそりとして声のないこと。静寂なさま。「鴉」はからす。からすやすずめの鳴き声のない意。
漢検四字熟語辞典【第一版】より