お盆前の買い物は大体毎年8月12日にしている。
仏花はすぐに悪くなってしまうから、本当に残念。
蓮の葉は根性入れて朝早くに買わないといいのはなくなってしまう。
ちょうどいい大きさやきれいなものは誰だって欲しい。
今年は、この客同士の争いに参加する気はまったくなかった。
そこそこ朝早く行ってもまあまあな勢いで売り切れてしまっていることが多かった。
案の定、というか今年は午後からの買い物だったけどやはりとても小さな蓮の葉しか残ってなかった。
価格もどうやら一種類のみで蓮の大きさにかなり開きがあったようだ。
10年くらい前に一度造り物の蓮の葉を買ったことがあったけれど、結局この年は小さめの蓮の葉で妥協することにした。
やっぱり生の葉に限る!なんて思っていたけれど、これだけ蓮の葉の競争で必死になるのはもうやめようってことで、また新たに造り物の葉を買うことになった。
大角豆、青柿なんかも店中探してもなかった。もはや、貴重品。
店をはしごする気もなく、無しのままにしようということになった。
大角豆のお粥はこれまでお盆の3日間は作っていたからそれなりにたくさん要った。
どれだけ忙しい時にも作ってきた、お盆のお供えメニュー。お粥を作らないとなるとやっぱりさみしい気がするなぁ。
これも、時代が変わったってことの証なんだろうなぁ。
【鉛刀一割】えんとういっかつ … 鉛で作った切れ味の悪い刀でも一度は物を断ち切ることができる。凡庸な人でも時には力を出せるときがある。多く自分の微力を謙遜していう語。
漢検四字熟語辞典【第一版】より