時たま行っていた書店で小説雑誌を買いたいと探していたところ、小説の宝石箱~♪みたいな本に出会った。それは、2009年秋頃のことだった。それから、予告付きの不定期で刊行されるこの本のとりこになった。…といっても毎回、隅々までは読めてはいなかったけど、まあ読破する意気込みは今も保たれたまま。
この本に出会ったのは13号からで、手元にあるのは、23号までである。
実は24号を買うかどうかとても悩んだのだけど、表紙込みで惚れたので、この「Yonda」くんの表紙終了とともにサヨナラすることに決めた。
何よりタイトルなど、一切表紙に載せないシンプルなスタイルと、ただただこのかわいいパンダのキャラクター「Yonda」くんがデーンと表紙を飾っていて、挿し絵としても随所に登場するのが、読むことに加え目を楽しませてくれる。
あれから、早10年。とても懐かしい。大腿骨骨頭壊死の手術で病院に入院中、「私は殆どの本知っているけど、この本はあまり見かけないね、売店にもあるの?」と、清掃員の方に訊かれたことがあった。結構表紙としては珍しいタイプの本なのかもと思う。
お気に入りの本たちで、今も家の本棚にしっかりと収まっている。
【悪衣悪食】あくいあくしょく … 質素で粗末な衣服や食物。「悪食」は「あくじき」とも読むが、その場合は「粗末な食事」の意味のほかに「ふつうの人の食べないものを食べる」「いかもの食い」の意味がある。
漢検四字熟語辞典【第一版】より