えっ、今ですか~っ!?
これは、何年も前の私のつぶやき。
そう、それはもう20年近くなる。
今日は、シチューで温まろうと、夕食の準備をしていたからあの時のことを思い出した…ということである。
…それはもう、私がこの家に嫁いできてからというもの、何度もシチューは作ってきていた。
そのたび義母は、「これ、美味しいなぁ~♪」と、言ってくれていたので、これは、完全に喜んでくれているし、どういう風に作っているのかとか聞いてきていて、このメーカーのルウがきっとお気に入りなんだぁっと、一人納得していた。
っと、まぁここまではよかった。
いったいこの間に何度作ったかわからない、シチューなのだった。
そして、突然の義母の発言、「おじいさん(義父のこと)は、シチュー嫌いやねん。」
え~っ、それを今言うんですか~!?それだったら、早く教えておいてくれなきゃ~!!
それじゃあ、これまで我慢して食べてきていたのか~!!しかも義父はシチューが好きだとも言っていたはず…。
義母が同じメーカーのものを作って義父に出しているところも、レアながら見たことがあったというのに…。何が真実!?
このことに衝撃を受けながらも、ずーっと食事は嫁である私の担当だった。
そして、この出来事はまだ序章にすぎないのだった。
【一味徒党】いちみととう … 同じ目的のために仲間となること。また、その仲間。「一味」は同じ志をもつ仲間。同志。「徒党」はあることをもくろむために集まった仲間。悪い仲間について用いることが多い。
漢検四字熟語辞典【第一版】より