小学校高学年の時の体育授業は、裸足で行うことがあった。
あらかじめ石を拾ったり、草引きをしておくなどのグラウンドの整備をして、危険な要素は取り除いていた。
これは、足裏に土踏まずのアーチがない偏平足を予防しましょうということで、先生が授業に取り入れられたものだった。当時、この偏平足が社会で注目されている旨のことを、先生が話されていたと思う。その説明に皆も納得していた。
夏場などの暖かい日は全く抵抗がなかった皆も、さすがに冬場の2月、この時期になると寒すぎるので、皆も声を上げて中止することになった。
授業の終わった後、足洗場の水で足を洗うのも結構地獄だったのかもしれない。
私は、体を動かすのは嫌いでなかったけれど、冬場の体育の授業=寒くて苦手で、なんとなくスポーツが苦手なように思えてきてしまったということ。
この頃までは、まだ手足にしもやけが出来たりしていたからなおのことだろう。
雪のあまり降らない地域で育ったのに、あれはホントにきつかったなぁ。
体力づくりしていなかったら、今にもっと影響していたのかも知れないし、そのことだけは自分でもわからないままだ。
ただ、一ついえることは体質は人によって様々であるということだ。コントロールするのも、自分自身にかかっているのだと…。
【一粒万倍】いちりゅうまんばい … わずかなものから多くの利益を得るたとえ。一粒の種から万倍もの収穫を得ること。また、わずかなものでも粗末にしてはいけないという戒め。もと仏教の語で、一つの善根からたくさんの報いを得る意。
漢検四字熟語辞典【第一版】より