バレンタインデーが近い。
店で販売している、予めラッピングされたバレンタインチョコを、レジに持ってこられたお客さんが、「このチョコレート専用の紙袋ってあるんですよね?」って訊ねてこられた。
最近は、ラッピング材料だったり紙袋が有料になっていることが多い。メーカーさんによってサービスでついてくるものもあるから、サービスカウンターで確認してもらうようお伝えした。
以前にその旨訊ねてこられた方は、「そうなんですね~。」と、落ち着いた様子だったのですが、直近で訊ねてこられた方は、レジにこられるなりキレ気味だった。
何度も同じことを言っては、信じられないといわんばかりだった。おまけに、舌も快調に回っていたわ。
百貨店や、専門店などでは紙袋の提供をしているところが多いようだけど、ここはスーパー。
これまでに、当然のようにサービスでついてきたものが、なくなるっていうことはそれなりに残念なのはわかる。
お土産屋さんなんかは、個々に手渡し用の数まで訊いたこられていたし、買い上げ点数分は当然のようについてきたりしてた。
環境保全対策とサービスの狭間でとっても複雑な気分にさせられる。
それでもこれが当然の世の中になっていけば、誰も何も言わなくなるのだろう。
未来へつなぐバトンの手渡しは、そう簡単にはいかないらしい。
【夷蛮戎狄】いばんじゅうてき … 中国周辺部にいた異民族の総称。えびす。中国人が異民族を卑しんでいったもの。東夷・西戎・南蛮・北狄の略で、それぞれの方角の異民族の略。
漢検四字熟語辞典【第一版】より