☽月面車☽

1971年、アポロ計画の一環としてアメリカの有人月宇宙船「アポロ15号」が月面着陸した。この際初めて月面車が使われたのだそう。

この月面車(げつめんしゃ)とは、月面上を走行するために造られた自動車のことである。ポルシェが設計、ボーイングが製造したもので、全長3m、横幅1.8m、重量200㎏。電源を銀亜鉛電池と太陽電池としている。

アポロ15号、16号、17号の3回のミッションでは、宇宙飛行士の月面での異動や採取したサンプルの運搬などに用いられたそうだ。凸凹が多い月面において、最高速度16㎞/hを記録しているとのこと。

日本ではJAXAとトヨタ自動車が共同で「有人与圧ローバ」の検討を進めている。この有人ローバ構想では、全長6.0m、全幅5.2m、全高3.8mと大型で、13㎥の居住空間に2名(最大4名)が滞在可能で、高い性能をもったものとなっている。

まだまだだけど、10年後を目指す打ち上げが、今から楽しみだ。