自分の生き方を信じている

高校を卒業した春、会社で経理の仕事を担当することになり、自分の性に合っていたことで、毎日本当に楽しみに出社していた。

もうすぐ寿退社される当時の先輩に、教わることの一つ一つが楽しく思え、早く覚えて頑張るぞー!!という、希望に燃えていた。

…そう、病名を診断されるあの日までは…。

昨今のように友達や社会とつながれるツールなどはなく、社会から置いて行かれてしまうという恐怖に怯えながらの入院生活を終えた私は、もう一度新卒の一瞬だけ教わった少し分かりにくかったあの経理。それをしっかり学んでみようという意欲が出始めていた。

最初は独学で、合計3冊の本を買って簿記の勉強をした。ご飯と家の手伝いと睡眠以外の時間は全て勉強に費やし、書かなくてもよさそうに思える問題文まで全部書いて繰り返し繰り返しやった。

それでも独学だけでは不安もあって、結局日本通信教育連盟(=現ユーキャン)の簿記講座の2級を受講して、日商簿記検定試験の3級と2級試験は無事一年以内に取得出来た。

次に目指すは、税理士!!と、思っていたのですが、私の場合日商簿記検定の一級を取得していないと受験資格がないので、これまた、日本通信教育連盟の簿記一級講座を受講する気満々だったけど、あいにくの法改正で休講になっていた。

今度もまた本を買って独学で…と、思っていたけれど、税理士になるには7年もの年月がかかってしまうのだと思うと、もう諦めモードになっていった。

そんなことがあって、ほんの腰掛けのつもりで入った会社で私も寿退社することになった。

夢は、もうすでに追いかけていなかった。入院があったからなのか、何故か自分には時間がないのだとずっと思い込んでいた。ただ、昔抱いていた花嫁になる夢だけは叶うこととなった。

今でも、これは正しい選択だったのだろうかと疑問に思うことがある。

それを考える時、つくづくタイミングって大事なんだって思う。誰が決めたものでもない、自分の意思によって行動を起こしているんだ、もうこれは自分を信じるしかない。

今日2月23日は、税理士記念日であるそうだ。

1942年(昭和17年)2月23日に「税理士法」の前身である「税務代理士法」が戦時立法として制定された。これを記念して日本税理士会連合会が1969年(昭和44年)に制定したのだそう。

キャリアがものをいう世の中、私のような人間には社会人として生きづらい。

今でもまだ税理士に憧れることがある。

四字熟語のコーナー

【一丘一壑】いっきゅういちがく … 俗世間を離れ、自然の中に身を置いて、風流を楽しむこと。「丘」はおか、「壑」は谷。一つの丘、一つの谷でも、その境地に身を置いてそこに長く住めば、心おのずから楽しく、何ものもその気持ちを妨げることがない意。

漢検四字熟語辞典【第一版】より

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