大腿骨のオペ②

大腿骨骨頭回転骨切術という手術は、九州大学病院の整形外科の先生によって開発された関節温存手術なのだと、執刀医(主治医)は24年前のオペで事前に説明をされた。

大腿骨骨頭の体重のかかる部分(荷重部)が壊死したことによって陥没が起きる→骨頭は丸い形をしており、球体部分のすぐ横の骨を敢えて一度切ってしまい→荷重部の上下を入れ替えて→再びくっつけて再生させるという手術である。

私の場合、薬(ステロイド剤)を大量に摂取したことによる副作用がその原因だといわれた。この時すでに服用後5年が経過しており、長期にわたったことで大量に摂取したものとされていた。 若いということは、病気の勢いもそれだけ強いといえるらしい。

この手術のおかげで、引きずるように歩かざるを得なかった私の足も、この後5年ほど何事もなく過ごせた。

当時24歳と若かった私の骨を少しでも残してあげたいとの思いもあったと後に主治医から聞いたことがやはりうれしかった。

この入院中まだ小さかった息子の成長を毎日見守ることが出来なかった悔しさがある。ただ、彼にストレスを与えてしまったことは、申し訳なく思う。毎日イライラして騒いだのだろうか、見舞いに来てもらうたび声がかなりかすれているのが気になった。(つづく)

四字熟語のコーナー

【一顧傾城】いっこけいせい … 絶世の美人のたとえ。美女がひとたび振り返れば君主が惑わされて国を傾ける意。「城」はいわゆる城とも町や国の意とも解釈できる。わが国では「傾城」の意が転じて、遊女の意にも用いる。

補説 … 「一顧(いっこ)、城を傾(かたむ)く」とも読む。

漢検四字熟語辞典【第一版】より

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