いつものように半年ごとの愛車の点検を受けた。交換部品などはなかった。それから2週間後、再びディーラーさんに駆け込むことになるとは…。
頻度といえば通勤に比べればそれほど通っている道ではない。しかし、滅多と通らない道かといえばそうでもない、そんな生活圏にある道を通っていた。
ただ、それだけのこと。
それなのに、それなのに…だ。
道路のくぼみでバウンドしたらしく、そこそこ強いショックとともに突上げられた感じがあった。
とんでもない道だな全くっ!!とは思った。しかしホイールキャップが飛んだ感覚というのがなかったし、ハンドルを取られることもなく運転を続行出来ていたため、タイヤのことは気にならず結局目的地まで運転をした。
目的地での用事を終えて家に帰り着いた頃には、このことをすっかり忘れていた。
翌日も普通に通勤に使った。
そのまた翌日車を停車させた際、左前輪のホイールキャップが外れていることを傍で見ていた知り合いから教えてもらった。
今思い出したけど、前も同じ人からバックランプが切れてること教えてもらってたな。
毎日乗っている車なのに、案外助手席側は気にしていないようなのだ。
思い当たるのは、やはり前述の時々通る道でのボコッという大きな衝撃があったその一件のみ。
スチールのホイール側面をよく見てみると歪みが生じていた。
今までの感覚だとディーラーさんには、ホイールキャップの在庫があるものだとすっかり思っていたけれど、受注のみなんだそうで結局そこから2日後に取り付けてもらうこととなった。
この頃はこのキャップ付きホイール自体少なくなってきているらしいし愛車も10年くらい乗っていると、その間に色々と変化があるものだ。
新車も最近は受注生産が主流になっているのだとか。
ドライバーの高齢化に伴った事故が増えていることを受けて、それに追いつく形で車事情も刻々と進化を遂げているようだ。
四字熟語のコーナー
【一酔千日】いっすいせんにち… きわめてうまい酒のたとえ。ちょっと飲んでひと酔いしただけで心地よくなり千日眠る意。
故事… むかし劉玄石が酒屋で千日酒という強い酒を買った。酒屋はその飲酒の限度を言うのを忘れたと千日たった頃を見計らって玄石を訪ねたが、家人は酔ったのを死んだと思いすでに葬ったという。
そこで棺を開けたところ大きなあくびとともにちょうど目ざめたという故事から。
漢検四字熟語辞典【第一版】より