小学校高学年の時、副教材の漢字ドリルを使って”漢字マラソン”という漢字テストを行なっていた。
この漢字マラソンというのは、10問づつ出題される漢字テストで、漢字ドリルの最初のページから順を追って進められる。また、満点を獲ることで次のステップに進めるという決まりがあった。
漢字を書くのが好きだった私は、このテストが大好きだった。小学校一年生で、自分の名前の漢字を習う前から書きたがっているそんな子どもだった。自分の旧姓も(今も)画数の多くない簡単な漢字で、早く全部の漢字を学校で教えてもらえないだろうかと思って過ごしていた。
それでも、時々名前を書くときには、全部漢字で書いたりして満足していた。
小学校に入る前の話だったと思うけれど、よく遊びに行っていた友達のお父さんにある日、「ゆみちゃん、パンダはぱん田じゃないよ」と教わっても、素でぱん田だと思い込んでいた。
とにかく、この頃の私は知っている漢字を使って書いてみたかったんだと思う。
高学年の漢字マラソンでは、常にトップを突っ走っていないと気が済まなくなってしまった私を抜いていく子がいると、友達が「◯◯君、◯◯まで進んでるらしいで。」と、しょっちゅう教えてくれるようになっていた。
そうすると、また奮起してトップを守り抜いていたりして…。
その後、漢検なども受けたりしたけど、2級の検定で四字熟語がさっぱり分からず、このわからない四字熟語を使った問題が次の項目でも出て来て、この検定は終わったなぁと思った。当然合格出来なかった。
それでもまだ、この検定には未練があったりします。
四字熟語のコーナー
【一行三昧】いちぎょうざんまい … 心を一つにして仏道修行に励むこと。仏教語で「一行」は一事に熱中すること。「三昧」は仏道の修行に一心になる意。とくに念仏三昧のことをいう。
注意 … 「三昧」を「三味」と書き誤らない。
漢検四字熟語辞典【第一版】より