私としての2020年は、見えないものの存在にスポットが当たった年だったように思う。
辛かったインフルエンザや、世の中では新型ウイルスのこともあった。また、スピリチュアル研究をされている櫻庭露樹さんとの出会いもあった。ご本人は本気とも冗談ともつかない様子で宗教めいてるという人に対して、信じるのも信じないのも本人次第だから、どう思っていただいても結構だと言われている。
見えないから、そこには存在しないっていうことだと決して思っていない。
物や人に対して愛情を注ぐことや、感謝するということをしないと、その物や人からは感謝されないっていうことを直に見てきた。
家もありがたいって思う人が愛情を注いで手入れしたり、感謝したりして住まないと、すぐに朽ち果ててしまうのも感じた。
人だって大事にしてきた人からしか、大事にされない、感謝されないっていう現実も目の当たりにしてきたから…。
いつかの運転免許証更新の講習では、運転席からは見えない歩行者や自転車に乗る人、見えない=ないのではなく、自分の家族や親戚だと思って愛情をもって運転することの大切さを語っていた。
私はあまり童謡詩人 金子みすゞさんのことを知らなかったのだけど、10年くらい前にテレビCMで彼女の作品である『星とたんぽぽ』の”見えないけれどあるんだよ、見えないものでもあるんだよ”という一節が流れたことで、ずっと気になっていた。
昼間の星や、地中にある冬のたんぽぽの根のことをさしている。
目に見えないもの、知らないものを否定したり軽視するのは違うんじゃないかって思いがさらに強くなった。
今朝は無病息災を願って、七草粥を作って食べた。
2021年は素敵な年にしていきたい。
四字熟語のコーナー
【一超直入】いっちょうじきにゅう … ひとたび迷いを超越すると、にわかに悟りの境地に入ることができるということ。「一超」はひとたび超える意。「直入」はただちに(悟りに)入ること。
漢検四字熟語辞典【第一版】より