大腿骨のオペ⑤

大腿骨の軟骨がすり減り、歩くたび骨同士が擦れ合う状態になってしまった足。引きずるように歩いて転倒しやすくなった。

転倒しただけでできた下腿潰瘍は一向に治らず、一年ほどかけてようやく表皮が形成した。傷跡は火傷のようなケロイドになった。

この頃に5年近くいた職場がたまたま医療機関だったことで、毎日ユーパスタ軟膏塗布などのガーゼ交換処置を受けることができたことは本当にありがたかった。

ところで、大腿骨の状態はというと、変形性股関節症という病名がつけられ、レントゲンをまあまあな頻度で撮りに行っていた。最初に受けた回転骨切術のレントゲンフィルムが保管されていないということを、ここで初めて知らされた。主治医は当時の執刀医であるが、これならどこの病院にかかっていても同じじゃないだろうか!非常に残念だった。

大腿骨の激痛に耐えながらの歩行にピリオドを打つことになったのは、9年前。

職場でも酷使した足。大腿骨骨頭回転骨切術ではなく、今度は人工股関節置換術という手術だ。自分の骨ではもう治すことができなくなってしまっていた。入院のため休職することになった。

夫と受けた手術の事前説明では「人工股関節」のサンプルを見せていただいた。 「人工股関節」はさまざまな大きさのものがあり、体格によって適切なものが選ばれ手術で使用される。実際に手に取ってみると、ズッシリと結構な重さがあった。分割できる3パーツから成り、摩耗に応じてパーツごとに交換することも可能だということだった。こういうものが足に入るのか~と、やたらと感心していた。(つづく)

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【一切合切】いっさいがっさい … 何もかもすべて。もとは不揃いのもの切り揃えて一様にする意。同じく「すべて、残らず」の意の「一切」「合切」を重ねて意味を強めた語。

補説 … 「合切」は「合財」とも書く。

漢検四字熟語辞典【第一版】より

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