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えーっと、椅子、椅子、椅子は!?

えーっと、椅子、椅子、椅子は!?

闘病

診察室に入り、ドクターにご挨拶をしながら荷物入れにバッグを置いた。

そう、膠原病の薬を出していただいている内科主治医がCT検査の画像の説明を外科医に依頼してくださっていたからだ。

勤務先の健康診断にひっかっかり、産業医からいずれ精密検査をすすめられる。2月に高熱を出し腹痛に襲われた二日後の健診だったので無理もない。

今は落ち着いた状態が続いているから大丈夫なのだろうと自分でも思っていた。

まぁそんな感じで訪れたいつもの病院で、診察室に入った直後異様さが漂った。

まず、荷物入れにバッグを置いたが、次にやたらと変な位置に椅子が置いてある。

しばらくその場に立って呆然としていると、先生が「あ、そのままの位置で座ってくださいね。」と、おっしゃった。

一瞬はよくわからなかったのだけど、すぐに何のことかピンときた。これまで、不自然な位置に置かれた椅子に腰掛けたこともなかったけど、社会的距離を置いた診察、まあ当然である。

昨年から十数回は、診察室に入っていたものだから、今これなのかとも思ったけれど…。

結局最後に盲腸の辺りを立ったままで触診してもらった。

虫垂炎疑いも晴れて何よりだけど、外科医の先生の範疇でないことをいくつか質問してしまった時の返され方が半端なくハッキリしていて、改めて自分の愚問に笑えてきた。

この質問をどう返してくれるのかっていうことを常々期待しすぎている。

まぁ、ひっかかった健康診断についてほったらかしにしたわけでないので、もうこれで納得しようと思う。

また異常を感じたら受診してくださいという社交辞令、定型文であったとしてもありがたく思わないと。

病院側も緊急事態宣言が出ている中、私のような患者を診てくれているわけだから…。

本当にありがたい、ありがたい。

四字熟語のコーナー

【運斤成風】うんきんせいふう … 人間離れしたすばらしい技術のこと。神業かみわざ。「斤」は手斧ておののことで、「運斤」は斧をふるう意。「成風」は風をおこすこと。斧をふるって、風をまきおこすということから。

補説 … 「斤をめぐらし風を成す」とも読む。

注意 … 「運斤」を「運斥」と書き誤らない。

故事 … 昔、大工の棟梁のせきという者がいた。ある人が自分の鼻の頭に白い土を塗って、それを斧で削らせようとしたところ、石は斧を自在に操って風をおこし、鼻を傷つけることもなく白土をきれいに削り落としたという故事から。

漢検四字熟語辞典【第一版】より